食べ方を変えるだけで顔が変わる

1.本当の「自分らしさ」を引き出す!

あなたが毎日、何気なく見ている自分の顔は、本当はもっと違うものなのかもしれませんよ。
あなたが思っているよりも本来は、もっと各パーツが整っていて、バランスが取れているのかもしれません。

各パーツのバランスの悪さが、じつは後天的に起きてしまったものであれば、それはあなた自身でもっと左右対称(シンメトリー)に戻してあげるべきです。そうすれば本来のあなたが持っている自然な表情や、本当の「自分らしさ」を引き出すことができます。

このサイトがあなたにとって、人生のターニングポイントや再出発のきっかけになり、再び挑戦する勇気を持つためのツールになっていただければ、これ以上の喜びはありません。

2.顔が大きくなる本当の原因って?

皆さんは顔が歪んでいたり、大きく見えたりの原因は何だと思いますか? もともとの骨格?成長途中での何かの理由?いま現在の生活習慣?寝方?昔やった部活の影響?確かにどれも間違ってはいませんが、じつは顔が歪んだり、大きく見えてしまう一番の原因はアゴ(顎関節)にあります。

なぜなら顔のなかで一番動いている骨がアゴだからです。また一番強い力がかかっているのもアゴです。顎関節がズレていると、顔面と頭蓋骨に付着しているすべての筋肉に、ムダな引っぱりやゆるみが出てしまい、ある部分では筋肉が硬く張り出したり、膨らんだり、たるんで見えたりもします。

さらにアゴのズレが筋肉(表情筋)の左右差を誘発し、そのせいで血液やリンパ液の流れが悪くなれば、水分が排出されにくくなるため「むくみ」や「たるみ」が解消できなくなり、さらに顔が大きく見えてしまいます。じつは顔のむくみやたるみが解消されるだけで、体も痩せて見られます。なぜなら会話においてほとんどの人は、その人の顔しか見ていないからです。

また顎関節がズレていると、側頭骨→頬骨→顔面〜頭蓋骨全体にまで歪みが波及します。そのせいで骨の縫合・接合部(骨と骨のつなぎ目)の一部に、ゆるみや若干の開きが発生すれば、骨格自体もサイズアップしてしまいます。

3.なぜ食べ方を変えるだけで顔が変わる?

でもアゴのズレって、どうやったら治るんですか?病院に行かなければ治りませんか?
いいえ、顎関節のズレを治す方法はカンタンです。その方法は、確実に左右均等(シンメトリー)で食事をしていれば、アゴの筋肉(咬筋)がいずれ左右対称になっていき、ともなって顎関節のズレも治ります。

顎関節のズレが治ると、顔面骨と頭蓋骨の歪みもなくなりますから、それらに付着しているすべての筋肉も左右対称に整います。左右差がなくなれば、表情筋のムダな引っぱりやゆるみも解消され、血液やリンパ液の流れも良くなりますから、顔が左右対称な小顔になります。

4.小顔になる食べ方(シンメトリー・イーティング)

食べ物を口に入れたら、食べながらでよいので、両方のほっぺに食べた物を入れていき、両方の奥歯で同時に噛みます。
※最初のうちは違和感(不思議な感じ)もありますが、すぐに慣れます。

この食べ方をすると、確実に左右均等で噛むことができ、普段どちらかで噛むクセがある人、つまり右噛みの人がやっても、左噛みの人がやっても、またすでにアゴがどちらかにズレている人が行っても、顎関節が自然に矯正されていくことが、15年間の様々なクライアントの変化や実例を見て発見できました。

ではなぜシンメトリー・イーティング(両方同時噛み)にすると、アゴはズレないのでしょうか?
それは、片方に入れて噛んだ場合、たとえば左の奥歯で噛んだ場合には、アゴを横に水平移動させて、奥歯の平らな部分で食べたものを「すり潰し」て食べます。だから片方でばかり噛んでいると、アゴがどちらか一方にズレていってしまうのです。

しかしシンメトリー・イーティングの場合は、両方に食べ物が入っているため、片噛みほど大きな水平移動で「すり潰し」をすることができなくなります。基本的には縦に直線的な噛み方になるので、咀嚼をする筋肉(咬筋・側頭筋)のバランスも均等に矯正され、アゴのズレが治っていきます。

つまりシンメトリー・イーティングとは、ナチュラルアジャストメント(自然矯正法)であり、食べているだけで顎関節が中心に向かって矯正されていく、今までにないまったく新しい食べ方なのです。
食べているだけで→顔面・頭蓋骨の歪みが解消され→表情筋がシンメトリー(左右対称)になると→小顔になります。

5.交互に噛む食べ方では小顔になれない

たとえば歯医者さんから「右でばかり噛んでいますよ」と指摘され、それ以降は左でばかり噛んでいたという人も多いですが、じつはこれはあまり有効な策ではありません。

そうするとこんどは左の咬筋(エラ筋)ばかりが発達してしまったり、すでにアゴがズレている人の場合、顎関節のハマり方が余計に複雑化したりもします。また「左でも噛みましょうね」と言われても、やはりどちらか一方の側が多くなったり少なくなったり、結局はシーソーみたいなもので、交互に噛む食べ方では、左右均等な回数で噛むというのは至難の業です。

また片噛みは「今までと同じ噛み方」であり、言い換えれば「いつもと同じ食べ方」なので、どうしても自然まかせの無意識な状態になってしまいます。最終的にはまた得意なほうでばかり噛むようになり、結果的にはアゴがどちらかにズレてしまいます。当施設でも以前までは、たとえば右でばかり噛んでいる人には、「これからは左で2/3、右を1/3の割合で噛みましょう!」などといった間違った指導をしていましたが、そもそも噛む回数なんていちいち数えて食べてはいられないので、それも実現は不可能でした。

では一体どうしたら?完璧に左右均等な回数で噛むことが可能になるのか!試行錯誤とモニターによる統計をくり返した末に辿り着いたのは、単純ですが「左右を同時に噛むこと」が一番カンタンで正確だったのです。

6.大顔になるもう1つの原因

日常のさまざまなストレスや疲労により、表情筋が常にこわばっていると、それだけでも顔面骨や頭蓋骨に歪みや左右差があらわれます。 対人疲れや気を使いすぎることによって、表情筋が不自然にこわばり固まっていると、顔面骨や頭蓋骨にも常に収縮や引っぱりの力がかかるからです。そのせいで縫合・接合部(骨と骨のつなぎ目)の一部が接近し過ぎたり、別のところでは距離が離れたりすると、それが顔面の左右差=歪みを引き起こす原因にもなるのです。

またストレスを感じているときや、不安や心配事の理由を考えているとき、多くの人は眉間にシワを寄せています。
眉間にシワを寄せることを日常で常に行っていると、それを眉間の筋肉(鼻根筋)が形状記憶してしまうので、ゆくゆくは普通にリラックスしている時にでも、眉間の縦ジワが消えなくなります。

眉間の筋肉に常に引っ張りや収縮の力がかかっていると、おでこ(前頭筋)や目のまわり(眼輪筋)など、周囲の筋にまで広く影響が及んでしまうため、それも顔面骨や頭蓋骨全体の左右差=歪みを作る原因になるのです。

他にも、入眠時に眉間にシワを寄せる人も数多く見受けられます。眉間にシワを寄せながら入眠する人は、睡眠中にもシワを寄せ続けている人です。起きているときに寄せているのであれば、気をつけて力を抜くなどの対処もできますが、眠っている場合は「やり放題」になってしまいます。 仮に1日6時間寝ているのであれば、少なくとも一晩に3時間以上は、シワの原因を作り続けていることになります。

そしてそれを毎日?それを○年間?続けていってしまったら・・?
将来の自分はどうなってしまうのか?もう想像ができますよね。

また眉間にシワを寄せて、常に困った表情でいることは、美容面や健康を損なうだけでは済みません。自身がそのようなマイナスオーラを放ってしまうことで、不思議と良い流れや良縁が遠ざかっていき、逆になぜか悪い流ればかりを呼び寄せてしまうという、招きたくもないオマケまでもが付いて(憑いて)来るのです。

眉間の力を抜いて、常に穏やかな表情でいると、周囲にもそのような人が集まります。プラスにはプラスのものが引き寄せられますので、周りにはイヤな人がいなくなります。マイナスはマイナス同士でいるのが大好きなので、マイナス仲間がさらに大勢のマイナスを呼び集めて、巨大な負の連鎖=不幸・運の悪さ・病気・事故・争い・揉め事・災難のスパイラルが構築されます。

そのような悲運に見舞われたくなければ、まず自分自身が日常のなかで、無意識に眉間にシワを寄せていないか気にすること。そして眉間の力を「フッ」と抜いていくクセを付けなければ、恐ろしい負の連鎖=マイナスの悪循環から抜け出せなくなるだけでなく、重ねる年齢と共にそのシワの溝もさらに深くなっていきます。
つまり眉間のシワから誘発されるさまざまな不運や顔の歪み→大顔の原因を治せるのは、自分自身でしかないということです。

※美容整形などで眉間に薬剤注入をくり返していても、そもそも自分で根本の原因を作ってしまっているのですから、それにどれだけのお金を注ぎ込んだとしても、結果的には本末転倒です。 またケミカル(化学のもの)で強引に自分自身の組織を酷使してしまうと、人間が持つ本来の健康な状態を損なってしまう可能性もあります。

7.性格と顔の大きさは比例する?

人が人と会ったときに、一番最初にするのは何だと思いますか?

もちろん目に見えない部分では脳が働きますが、その次に働くのは表情筋です。
まったく無表情の状態から、人と会った瞬間には「元気に見せよう」とか、「不機嫌に思われないように見せよう」とか、「驚いたカオをしよう」とか、「時間がないから急いでいる風なカオをしよう」とか、「この人嫌いだけど悟られないように好意的に見せよう」とか、まず表情筋を使い、相手に自分の意思や状況を伝えるわけです。

そのままの自分の状態を伝えられるシチュエーションなど、一般社会においてはほとんどなく、まったく無表情(素のカオ)のままで対面が許されるのは、せいぜい家族(血縁)くらいのものです。誰もが公共の場で人と会うときには、あるべき自分や理想の振る舞いを、表情筋を駆使して表現し、物事を良くしようと努力します。

ということは、あなたが普段どのような表情筋の使い方をしている人なのか?
どのような状況が多い人なのか?ということが、現在のあなたの姿に投影されます。

常に人と(他人と)接し、作り笑いを駆使して生きている環境にいるのか?それとも一日中パソコンと向かい合い、誰と話すこともなく能面のように、無表情な日々を送っている人なのか? 友達が多くいつも笑っている環境にいるのか?それとも嫌いな人々に囲まれて、自分のイライラを押し殺して一日過ごす境遇にいるのか?

あなたが日常使っている表情筋のパターンが、あなたの顔の歪み=顔のサイズを作っています。
つまりあなたが自身の置かれている環境・境遇に対して、どのように表情筋を使うタイプの人なのかが、あなた「ならでは」の容貌=見た目を形成しているということです。

いつも人に気を使い、嫌われないように、相手の気分を害さないように、相手に怒られないようにと愛想笑いばかりしている人は、切れ長部分が垂れ、目尻のシワも深く、頬骨から下まぶたにかけての筋肉がガチガチに硬直しています。
また逆に、べつに人にどう思われようが構わない、人に嫌われないように努力する気はない、自分さえよければそれでいいという人の場合は口角が下がり、ほお肉がブルドック状に垂れ、下まぶたが下垂ぎみになるのが特徴です。

人が人と会ったときに、一番最初に使うのは脳と表情筋です。
人と会ったときに、「あっ、骨盤の位置はもっと左を上にしなきゃ!」とか、向こうから友達が来たから「肩甲骨をもっと右に移動させなきゃ!」と考える人はいませんよね。

もちろん肩甲骨や骨盤のズレ、生活習慣(片側に体重を乗せる・内股で歩く・肩を内に巻く・下を向いて歩くなど)から誘発される顔の歪みもありますが、それ以上にダイレクトな影響を及ぼすのが、表情筋→顔面・頭蓋骨→顎関節から発生する顔の歪みやサイズアップです。

むかし「顔はあなたの履歴書です!」というフレーズもありましたが、その人の性格・諸事に対する考え方・対処の方向性が、あなた独自の表情筋の使い方に表れ、それがあなた自身の歪みとサイズを形成しているのです。

8.小顔矯正で3cm縮小!なんてウソです

顔面・頭蓋骨は、15種23個(正確には14種22個)の骨が時計の歯車のように、かなり複雑な結合をしあい、すべてが噛み合うような形でくっつき合っておりますので、それらのハマり具合が悪いと顔面・頭蓋骨にも歪みが出てきます。

顔が歪むと、場所によっては筋肉が引っ張られたり、ゆるんでたるんだりします。このような状態では、表情筋の中を通っている血液やリンパの流れも停滞しますので、顔のむくみやはれぼったさが解消されなくなります。

顔の水分や老廃物が排出されなくなると、おでこや眉間などの深いシワ・下まぶたのたるみ・口元のたるみ・深いほうれい線・エラが張る・二重あご・ほっぺがふっくらするなどといった水太りの大顔になりますし、さらには眉毛の高さの違い・目の大きさの違い・ほおのでっぱり・口角の片下がりなど、左右非対称(アシンメトリー)の原因にもなってしまいます。

また小顔になるということは、顔面頭蓋骨の縫合・接合部(骨と骨のつなぎ目)をそれぞれパーツごとに、距離を近づけていく矯正法だからできるのです。骨そのものの形が変わることはありません。骨そのものの形を変えたり、小さくさせることは、整形(外科的手術)での骨切り、削り、以外に方法はありません。
縫合・接合部の距離を縮めるといっても、詰められる距離はせいぜい1〜良くても2mm程度です。それを各部位で行って全体で合計しても、2〜3cm縮小などという結果はあり得ません。テレビなどで放映されているシーンは、定規の当て場所を変えているだけであったり、計測部分のみを縮めているだけであったり、トリック&パフォーマンスも多いということをご理解ください。

9.チェックしてみよう!自分の現在(いま)

(1)見た目の確認

1.髪の生え際(自分は右巻きか、左巻きか)
2.おでこの横シワ
3.眉間の縦ジワ
4.眉の高さ(髪の巻き方向と逆の眉は若干高めに見えます)
5.目の高さ
6.目尻の横シワ
7.下まぶたのシワ・たるみ
8.鼻筋ライン
9.頬骨の高さ・突出
10.ほうれい線の深さ・長さ
11.ほお肉の膨らみ・大きさ
12.ブルドックラインのたるみ・大きさ
13.エラの大きさ
14.口角の高さ
15.アゴの向き(顎関節のズレ)
16.二重あごのたるみ・脂肪量
17.首筋の横ジワ

(2)症状からの確認

「片方の目尻がピクピクすることはありますか?」
1.ピクピクする側でばかり噛んでませんか?
2.ピクピクする側の肩が凝りませんか?
3.ピクピクする側と反対の足にばかり体重を乗せてませんか?
4.ピクピクする側と反対のほうに首が傾いていませんか?
5.ピクピクする側にアゴの先端が向いてませんか?
6.ピクピクする側と反対の鼻がつまっていませんか?
7.ピクピクする側のほうがウインクしやすいですか?
8.ピクピクする側のエラが大きくなっていませんか?
9.ピクピクする側の眉が高い位置にあったり、目が大きかったりしますか?
10.眉が高い側のほうれい線が深くなってませんか?
11.眉が高い側のほお骨が高い位置にありませんか?
12.眉が高い側の口角が上がっていませんか?
13.眉が高い側のアゴから「コリコリ・パキン」と音が出ていませんか?
14.眉が高い側と反対側の眉やもみあげが濃かったり、毛の量が多かったりしませんか?
15.眉が高い側と反対側の下まぶたがたるんだり、シワが多かったりしますか?
16.眉が高い側と反対側のほお肉がふっくらしていたり、たるんだりしていませんか?
17.眉が高い側と反対側の内ほおを噛んでしまうことがありますか?
18.眉が高い側と反対側の口端から唾が漏れやすいですか?
19.眉が高い側と反対側の目が充血しやすいですか?
20.眉が高い側と反対側の靴底ばかりがすり減りませんか?
21.眉が高い側と反対側のズボンの裾ばかりが破れませんか?
22.靴底がすり減る側と反対側のブラの肩ひもばかりが落ちませんか?
23.靴底がすり減る側でばかりカバンを持ちませんか?
24.スーツやシャツなど、靴底がすり減る側と反対側の袖が短くなりませんか?
25.靴底がすり減る側の足裏ばかりが固くなりませんか?(タコ・ウオノメなど)
26.靴底がすり減る側が扁平足ぎみであったり、外反母趾になっていませんか?

どれくらい当てはまっていましたか?もし上記に当てはまる症状が「食べ方(シンメトリー・イーティング)」だけで解決できなかった場合は、下記リンクにある「フェイシャル・プラクティス」も取り入れてみましょう。

→フェイシャル・プラクティス

10.証明写真の顔って本当の顔?

30才を過ぎてから、パスポートや履歴書などの証明写真を撮って、ビックリ!!した経験はありませんか?「わたしってこんなに老けてたっけ?」毎日鏡で見ている自分はこんなじゃない・・。写真のほうが間違っている?いつも見ているほうの自分が本当の自分?いったいどっちの自分が本当の自分?周りからは一体どっちに見られているんだろう?心配になりますね。

試しにですが、周囲の人達にその撮った写真を見せて、「あなたから見たわたしはこの写真と変わらない?」と聞いてみてください。高い確率で「うん、変わらないよ!」という答えが返ってくると思います。ということは?残念ながら?周囲の人々には、その写真と同じように見えているという証拠になります。久しぶりに会った友人からは、少し変わったかな?(老けたかな?)と内心思われていても、自分は少しずつ変化(老化)していっている状態を毎日見ているので、1年前と今日、ましてや半年前と今日の差などは、到底知り得ません。人は自分自身においては、あまり客観性を持てない要素もありますので、自分の都合のいいように見てしまっている部分もあります。

また、じつは脳の働きも完全なものではありません。まだまだ完璧には至らない、不完全な領域もたくさんあるのです。たとえば騙し絵で、背景に本来はない城が見えたり、白黒なのにカラーに見えたり、これも脳(視覚)の働きが完全なものではない証拠です。なので正確な客観性を持っていただくためにも、30才を過ぎた方々には、時々証明写真を撮ってみることもおススメしています。

11.顔にも凝り(コリ)はあった!

「顔も凝るんですか?」という質問をよく受けます。はい、凝ります。
とくに凝る部分(筋肉)は、口角下制筋・上唇挙筋・大〜小頬骨筋・咬筋という筋肉です。咬筋は食いしばり、噛みしめ行為、歯ぎしりなどで凝る筋肉としても有名ですが、それ以外の上記四筋が凝るのは、あまり知られてはいません。

ではその口角下制筋・上唇挙筋・大〜小頬骨筋が凝ってしまうのはどうしてでしょうか?これらの筋肉は表情筋のなかでも特に、いわゆる「気まずい顔」をしていると疲れる筋肉です。人に気を使っているとき、緊張を虐げられているとき、つまらないのにつまらない顔ができないとき、無理をして愛想良くしているとき、不安な気持ちを人前で隠すときなどに多用される筋肉です。

気まずい出来事が多い時期や周囲の人とうまくいってないとき、塞ぎこんでいるときや不安が強い時期に、それらの筋肉がよく凝ります。なので、そこを施術していて痛がる人は、少し人間関係に疲れているのかもなぁ?とも判断できます。なぜなら人間が表情筋を気まずく使う対象は、人間だけだからです。何もペットの動物相手や植物、家の壁や塀に対して気を使ったり、気まずい表情筋の使い方をする人はいません。部屋の壁に対して「この壁に嫌われたらどうしよう・・」と心配する人はいませんよね。道端の電信柱に対して「この電信柱は自分のことをどう思っているんだろう?」と気にする人もいません。つまり表情筋を疲れさせる、気を使わせる対象=人間にとってのストレスの対象は人間だけということです。

しかしそこで、人と関わることを諦めてしまった人、もう人と関わることを止めた人の先にあるものは「孤独死」です。それが恐ければストレスを感じながらも、人と関わることを拒絶することはできません。なので社会で孤立してしまわないためには、無理にでも表情筋を駆使して生きていくしかないのです。表情筋が気まずくてどうしても顔が疲れたり、目尻が頻繁にピクピクしてしまう場合には、食べ方を変えるだけでは解決できないかもしれません。そんな人は、自分で出来る面骨・面筋矯正の方法「フェイシャル・プラクティス」のなかでも特に、たるみ・コリ取り系のメソッド →ゴッドフィンガー をお風呂で行います。

12.同じ38才、なぜこうも違う?

同じ38才なのに、なぜこんなにも個人差があるのでしょう?
ある人は20代後半といっても何ら疑われず、その見た目だけでなく取り組んでいる趣味までもが、本当の20代も顔負けの体力モノだというのに。

また別のある人は38才どころか、まるで更年期に苦しむ母親のような容貌で、体力もなく気がつけば口ぐせのように「疲れた、疲れた」と言っている。 この差はいったい何なのでしょう?気持ち?環境?境遇?性格?生い立ち?どれもまったく無関係ではありませんが、それら以上に作用しているものはDNA(遺伝)です。

それを言っちゃあもう、どうしようもないじゃないですか!と怒られてしまいそうですが、32才でほうれい線が深く出てきてしまうのも、36才でおでこに横シワが5〜6本出てきてしまうのも、昔ツリ目だった目が34才でタレ目になってしまうのも、すべてお父さんとお母さんから半分ずつ与えられた、XとYの染色体=DNAに書き込まれたもの(遺伝)からなるものです。
しかしそうはいってももちろん、DNAには逆らうことも十分に可能です。下記の「環境」や「境遇」はこれに該当します。
ではどのように逆らっていけるものなのか?ひとつひとつ順番に確認してみましょう。

<老若の個人差に関与する要素>

(1)DNA:これは残念ながら変えられません。
(2)未婚:これから相手を探し説得する、という緊張感が老け予防には有効。諦めた時点で老けが進行することもあるので注意が必要。
(3)環境:好きなことを仕事にできていれば老けにくい。
(4)結婚:家庭不和(選択ミス、あるいは自身の成熟不足)があれば早期に老け込むが、なぜか離婚が成立した時点から若返っていく人が多い。
(5)境遇:肉親の闘病や介護・認知症などが発生すると早期に老ける。
(6)性生活:未婚・既婚に限らず、常に性生活がきちんと行われていれば、様々な影響で老けにくい。
(7)自信:何でもいいから何か自分の得意なこと、好きなことで小さな自信を増やしていくことでも老けにくくなる。

あとは月並みですが、栄養・睡眠・意識(気持ち)・保湿・過労しない・不規則しない・運動習慣(顔の血流亢進)などが老若の個人差に大きく関わります。

13.笑いシワは嘘

シワが増える原因について、少し間違った発想をしている人も見受けられます。たまに聞くのが「笑っているとシワが増えそうで恐い」という理由。 これはじつは間違いで、本当に楽しくて笑っている場合はシワになりません。

逆にシワになってしまうのは、愛想笑い・つくり笑顔・気まずさを隠す笑い・人に気を使っている笑いです。笑いに緊張が含まれている状態、つまり気まずい筋肉(表情筋)の使い方をすると、早期にシワが形成されます。

本当に楽しいと思って笑っているときは、表情筋に緊張がないのでシワにはなりません。なのでシワの心配はしないで、日常ではおおいに笑ってください。シワを増やしたくないから、日常では笑いもしない・哀しまない・怒りもしない・驚きもしない。
これだとかえって表情筋が衰えてしまうので、能面のような無表情な人になってしまいます。

これは骨盤の歪みに関しても同じことで、歪みを予防するために「何もしない」という選択をする人もいますが、これも間違いです。普通に暮らしているだけでも骨盤は歪みますし、これは生きていれば仕方のないことです。なので日常では活発に動くべきですし、色んな事にも体を使うべきです。何もしない事のほうが、体にはよっぽど毒です。

美白に関しても同じことがいえます。紫外線が恐いから、老けるのが恐いから、シワになるのが恐いから、皮膚ガンになるのが恐いから、シミがくすみがetc…だからどこへも行かない。これもある意味では間違いです。そんなに紫外線が恐いなら外からカギをかけてもらって、もう一生外に出なければいいのです。

しかし常に家の中に閉じこもって、非活動的に生きているのは、刑務所にいるのとさほど変わりません。生気もなくなり、不健康的で、病人のような、まるで雪女のような美白女になってしまいます。少しくらい焼けてもいい、シワが増えても仕方がない、活発で健康的な人のほうが人には好かれます。ここも間違ってはいけないポイントで、シワがあってもモテる人はモテますし、シワがなくて美白でもモテない人はモテないのです。

人が人に魅了されるのはエネルギーの問題であり、それがどんなものかと問われても、目には見えない世界のことなので私にもよく分かりませんが、本質として根本的に老化を予防したければ、

1.よく笑いましょう
2.気まずい場に入ったら早く逃げましょう
3.あまり我慢をしないようにしましょう
4.よく体を動かしましょう
5.色んな所へ出かけましょう(一応日焼け止めは塗って)
6.過度な改造はやめましょう

14.教えて!顔オーラの出し方

なんだかんだいって世の中は、顔で判断されることがほとんどです。
「そんなことはない!中身さえ良ければ!」と言う人も多いですが、そんな自分だって相手のことをまず、顔で判断していませんか?選挙の時だって写真の顔を見て、ズルそうな人だな? 誠実そうだな? 目が頼りないな? 性格悪そうだな? と見た目だけでいろいろ判断しませんでしたか?

そんなに「中身!中身!」といっても人間なんか、2〜3ヶ月同棲するとか、1〜2年交際でもしてみなければ分からないものですよ。恋愛でもビジネスでも「初めまして〜」で一番最初に見られるのが顔です。そのときに心の中で色々な判断をされます。
優しそうだな、とか。腹黒そうだな、とか。繊細そうだな、とか。性格キツそう、とか。そこで80%は決められてしまうのかもしれません。またそこから次に進めなければ、結局は中身のアピールもできなくなるので・・

さて、では目鼻立ちが整ってさえいれば?典型的美男美女であれば?小顔で左右対称であれば?好印象ですか?人に好かれますか?人生何事も上手くいきますか?いいえ!じつは違います。見た目や見た目から推測する人間性で80%が判断されるとしても、残りの20%はオーラで決めています。オーラは目に見えない世界(放射性物質・静電気・無線LANなども目には見えません)のものに分類されますので、どんなに形状的・表面的に整っていても、内側からの生気(オーラ)が無ければ、人を魅了することはできません。ではその生気(オーラ)とやらは、どうしたら出るんでしょうか?

<オーラの出し方:8ヶ条>

1.1ヶ所でいいから大好きなパーツを持つことです。
 (目はイマイチだけど唇はカワイイ、など)
2.とりあえずそこに自信を持つことです。
 (そこが自分の顔のウリだと思うと良い)
3.キレイな栄養を摂り、ジャンクな物や添加物は極力避ける。
 (中の汚さは表にも出ます)
4.常に目標設定と達成をくり返すこと。※過労は含めません
 (仕事じゃなくても決めたことを実行するということ)
5.人と会ったらとりあえず笑顔でスタートしてみること。
6.眉間に力が入っていないか?常に気にすること。
7.基本すべてに前向きでいること。
 (諦めた人は内も外もどんどんブスになっていきます)
8.自分の意思、考えをしっかり持つこと。
 (意見を周りに合わせてばかりにしない・周囲に流されない・自分もそれをしないことに不安を持たない)

以上が生気(オーラ)のシンプル8ヶ条です。

同じ一日、どうせなら気分よく過ごしたいですよね。今日というもう二度と体験することのできない一日。
人生は「明るく過ごすも腐って過ごすもあなた次第」なのです。

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